ちま・アジソン病確定
ちま、アジソン病確定となりました。
動物病院先生から、朝ワタシの携帯電話へ電話が有りました。
今から病院へ向かう支度途中だったので、
何事かとちょっとびっくりしました。
直接検査結果をご連絡頂けると、思っていなかったので。
「検査結果が届きました。
ちまちゃん、アジソン病と確定します。
データの詳細や、今後の治療法などについて、お話します。
今日受診されますか」と先生がおっしゃるので、
今から伺いますとお返事しました。
ではそのときに、と先生がお電話を切られ、
横でオットが「先生なんて…?!」などと、
ハラハラ顔をしていました。
そういう表情のところに伝えることは、ちょっと切なかったけれど、
答えは確定したのですから、変えようも有りません。
ちま、アジソン病確定ですって。
オットは「そうかァ…ああ…」と落胆していました。
でも、ワタシは大きくひとつ息を吐いて、
オットに言いました。
「ワタシはホッとしたよ」と。
先生から、いろいろ調べましたが、
ちまちゃんの体調不良の原因は分かりません、なんて
じゅっと言われるより、断然、判明して良かった!と思いました。
アジソン病だと分かったからには、アジソン病への治療を始められます。
お薬のことや、食事について、運動や生活習慣の見直しなど。
ちまに合った、アジソン病との付き合い方を、
先生のご指導もあおげるし、ワタシも情報を仕入れたり、考えたり出来ます。
原因不明の悪状態でちまが、ずっと…と思うと、その方がツライ。
いろんな疑惑の病名をあてはめて、見当違いの治療をしていたら、
それこそもっと、ちまに、負担をかけるばかりだったでしょうし。
なので、
ああ、これで真っ直ぐ治療に向かえるぞお!
本当に、スッキリと、こう思ったくらいです。
時間が前後しますが。
ちまは、昨日の静脈点滴処置後、
時間が深くなるにつれ、体調が”ちょっとだけ”上向きになりました!
病院から2度目の帰宅後、
やはり、ぐったり…というか、ぐにゃり…というか。
シャキッとしない(出来ない)様子で、ダウナー状態でいました。
さらにまた1度だけですが、チョコレート的液状・血便混じりの排便をしたり。
どうにも辛そう…ということから、
ほんの少し、少し、少し、と、じわじわぁっと、上向きに☆!
気まぐれに、どんよりした目つきのままではありますが、
くつろぎや退屈しのぎのときに、ちまがよくする、
<お手手なめなめ>を、ちゅっとしてみたり!
オットの帰宅音を聞きつけて、
ヨロヨロ、よろめいてはいましたが、玄関先までお出迎えにも!
目にもちょっぴり生気が戻り、
目が合うと、ちろちろしっぽをごきげんに、振ってくれたり!(感涙)
そして何より、犬用チュ~るを、ひとくち、ふたくち、みくち、と!
一度で全部完食、には行きませんが、
時間を空けて何度かに分けて、1本食べてくれました!☆
食いしん坊大魔王だった、ちまが、
ほんの少しだけ、戻ってき始めた、瞬間だあ!(感動)
と思いつつ、反面、
コレはおそらく、ステロイド剤の効力と認識していました。
事実、さらに時間の経過が進むにつれ、
少しずつまたややダウナー化して行きましたから。
でも、こういうことを理解して、
投薬できちんとコントロールしながら、
ちまのふつうの暮らしを、この先再構築してゆくのだ!
その始まりが、始まるのだー!
と、小さな見えないねじり鉢巻きを巻きつけながら(苦笑)
病院へ、ちまといっしょに向かいました。
診察室に入室して、先生にご挨拶。
先生は、ちまのその後の様子を聞いて下さり、
ワタシも昨晩から今朝にかけての、ちまの具合をつぶさにお伝えしました。
診察台に乗せたちまは、体がそりゃもうガクブルのブルブル。
これは、体調不良を上回る恐怖が大きい感じですが。
足元のふらつきは、まだ継続中。
目元の生気は、またドロン。
しっぽはほぼ下がりっぱなし。
食欲は一瞬盛り上がりかけたものの、以後消沈。
ただ少しずつ、ひとりで横向きになって、
くつろいだ格好で寝たりは、し始めた。
血混じり便は以降無く、ちーちは問題なく排泄ちゅう。
先生は、ワタシの話をうんうんと静かにお聞き下さりながら、
ちまを触診や検温、聴診器で心音確認等され、
ちまの、動きや足腰の状態をじっと観察されていました。
そして、データ表を手に、
「ちまちゃんは、アジソン病と判明しました」と言われました。
今後は、永続的に投薬で体調コントロールをして行くことになります。
そのお薬は、フロリネフといい、当院には常備していませんが、
ある近隣病院より入手出来る手配が出来たので、
明日中には当院へ届きます。
でも、
ちまちゃんが、アジソン病と決まったので、
とにかく、治療は即開始したいです。
ただ、今フロリネフは無いですし、
また、それは飲み薬なので、
今まったく食事を受け付けない、ちまちゃんには、飲ませるのは難しい。
でも、治療は開始したいから、また点滴になります。
ちまちゃんは今、カリウムがやや高数値なので、
これをどうにか下げたい。
カリウムが高いのは、命の危険につながりますから。
それを下げることと、ステロイド剤。
それから、血便に対しての投薬を注射で入れます。
(昨晩の自宅でした2度目のチョコレート液体状的血便は、
お見せ出来ない時間帯だったので、写真撮影しておき見て頂きました)
そこで、ご相談です、と先生。
「飲み薬の飲めない、体力低下している今のちまちゃんには、
安定した体調に戻るまで、しばらく点滴をして貰います。
アジソン病の始まりは、検査の採血や、点滴など、
注射の連続になります。
経過観察中も、検査のための採血は、
期間ごとにします。
そこはちまちゃんにも、ご家族にも、覚悟をして貰わないといけません」
で。
静脈点滴をするとなれば、
注入経路用の専用グニャグニャ極細針を、体へ刺したままにしておきたい。
何度も抜き差しすると、血管も傷んでしまうのでよろしくないから。
なので、静脈点滴を選択したら、
一番イイのは、入院。
数日間入院して、体と導入針を安静と清潔に保つ。
もしくは導入針を刺したまま、通院。
点滴時間(←長い)だけ病院で処置で過ごし、
カラーを巻いて、針が取れないようにしながら在宅。
オットは「うーん…繊細なちまに、
どっちもそれは負担かなあ…」と、
独りごとのようにつぶやいていました。
あるいは、投薬の注入が少ない分量に限られてしまうが、
皮下点滴を続けて、
体調を整えて行くことを選ぶこともひとつ、と
先生からご説明もありました。
オットは皮下点滴を選択&希望しました。
「ちまの、ストレスが少しでも少ないものを選びたいです」
ということででした。
それに加えて、
入院&静脈点滴という手段は、
なかなか現状改善されないと感じたときに、したい、と。
2段構えで行きたいですと、オットが言い、
先生もその考えを笑顔で、尊重して下さいました。
点滴ブチュー💉
と点滴をされ、注射もピンピンぷすぷす。
ちまは、注射で鳴くことは有りません。
言っちゃおうかな!
ただの1度も、鳴いたことが無いのです。
じっ…とうつむいて、静かに大人しく、耐えます。
先生の注射の技術が素晴らしい!✨ということは、
たいへん評判で、もちろんそれは当然なのですが、
ちまも、こういうとき、グッと堪える、ということをするのです。
なんとも健気な、ちまなのです…(:_;)
とにかく今の最大の目標は、
ちまに、食欲を取り戻すこと!
先生は「今はとにかく何でもいいから、食べさせてください」と。
ちまの気に入りそうなものを、何でも今はいいです、と。
水分補給も、飲んでくれそうなら、
ポカリスエットを希釈してとかでもいいです、とのこと。
食べるということは、本当にイコール<生きること>
なのだなあ、とつくづく改めて思いました。
閑話休題。
ワタシが片側顔面痙攣で手術入院していたときに、
看護師さん達からお聞きしました。
食べ物を咀嚼すると、体温も上がる。
嚥下するには、喉の筋力をフルに使って飲み込んでゆく。
飲み込まれたものを、食道や胃袋が活発に動いて、
大腸は外へ押し出す力を使う。
噛むことで脳にも刺激が行くし、手も使うのもそう。
全身運動なのだそうです。
「とにかく、モノを食べるということは、
とっても重要なんですよ。
それに、当たり前のようにして口を動かしているけど、
食べながら舌(ベロ)を噛まないように、
自在に瞬間瞬間、動かしていることって、
ほんとは奇跡みたいなことなんですよ」 と。
本当に生きていることは、
いろんなバランスがギリギリの絶妙なところで、
成り立っているのだなあと、思い知ります。
例えばこの、ちまの、ホルモンバランスでもそうです。
ある数値は高過ぎてもダメ。
ある数値は低過ぎても良くない。
この数値が高いなら、この数値は低くありたい。
数値なんて、それもほんのごくごく少量。
例えば、更年期症状に大きく影響を及ぼす、
女性ホルモンの量なんて、驚きの<ティースプーン1匙>!👀
たったティースプーン1匙が女性の生涯に生産、使用する分量だなんて!
なんと貴重で、なんと少量なんだ!👀
ちまのように、小さな体を駆け巡っている、
ホルモンの分量なんて、推して知るべし。
それが、ちまの生活や、ひいては命までも影響する。
本当に丁寧に、バランスを確認しながら、
投薬治療をして行かなくちゃ!と、改めて思います。
先生と、ひとまずは当座の治療に専念し、
お薬のことをご指示頂きながら、
治療に励んで行きます!
ちまは、病院から戻ると、
やはりホッとするようで、安堵した表情になりウトウトし始めます。
食欲は引き続き、今一つ。
でも、点滴の数時間後には、また少し戻り、
その戻る様子が、昨日よりやや早く、かつ、
昨日よりやや大きく!感じました!☆
食べものもおやつも、固形のものより、
柔らかい物の方がどうも、よさそうに見えたので、
自転車ブッ飛ばしで、普段行かないペットショップへ向かい、
食料を様々買い込んでみました。
どれか気に入ってくれるのが、あるといいんだけど!と(祈願)
(※しかしどうして”鶏肉”ベースばかりなんでしょう❔
そんなにみんな、鶏肉が大好きなんでしょうか❔
ちまは、たぶん、鶏肉アレルギーが若干ですがあるように思うので、
極力食べさせず、また本人もさほど好まずなんですが)
ちょっぴりおやつを小分けにして食べたり、
食べなかったりをくり返しながら、
寝る、ということで体調を戻そうとしているようです。
信じられないくらい、お散歩、
外出や外へ、気もまったく向かないようです。
でも、宅配便などが来たら、
思いのほか力強い声で「ワンワワン!」と、
玄関へフラつきながらも、一応<走って>向かいました!
足元がヨロヨロしているのに、
お手洗い場所へ行き、
トイレシートの上へ排泄しに行く姿は、すごく健気です(涙)
ああオットがちまのよろめく姿を
「今は、猛烈に体調不良でシンドいんやから、
足がふらつくのは当然ちゃう」と言って、気丈に見守っています。
そうだね、そうだねそうだよね!
しっかり戻れば、ふらつきも消えるよね!(希望)
いつもお世話になっている、
Dogsalon wonderfulさんの店長さんへお電話しました。
近く、ちまの春散髪の予約をキャンセルさせて頂きたいと。
ご面倒をおかけしてすみません、と事情をお伝えしたら、
店長さんは「あらあ…それはちまちゃん、ご心配ですね…」と。
と、言ってお見舞い下さったのち、こうおっしゃいました。
「でも、大丈夫ですよ☆
ウチのお客様で何人かアジソン患者さん、いはりますけど、
ワンコ、皆さんふつうに楽しく、暮らしてはりますよ☆
お薬上手にコントロールしはって」と。
朗らかに、穏やかに、
いつものお優しい口調で、そう、店長さん。
そしてこうも言って下さいました。
「アジソン病って分からはるまでは、
しんどかったやろねえ。
でも病名がはっきり分かって、
治療も開始し始めはったんやもん、
もうぜんぜん大丈夫!☆
〇〇先生の治療を受けて、
あとは体調管理をしていかはるだけ☆
ぜんぜん大丈夫大丈夫~♪」 と。
先生からトリミング許可がではったら、
いつでもいらして下さいね☆
待ってますよ~と、言って下さった店長さんの、
いつもの素敵な笑顔が、目に浮かびました。
心安らぐお電話で、感激しました!
それに、すごい勇気も貰いました!
こちらの店長さんは、
おうちの犬族(歴代トイプーさん達)に、
様々なご病気やケガなどあったりするのですが、
「それもその子の個性やしね~☆」とおっしゃい、
また、
「そうなったのも、しゃあないことやしね~☆」ともおっしゃいます。
深く、思うことはきっとたくさんお持ちのはず。
それはそう感じます。きっとそう。
だけど、そういうことを外へひけらかされない。
そういう大人でスマートで、とっても素敵な方なのです✨
どうもありがとうございましたm(__)m
ご声援を胸に、また近く散髪へ伺えるよう、
ちまといっしょに頑張ります💪!
自転車で、ちまと毎日歩いているお散歩コースを走ると、
キュッと立ち止まって、
しみじみ、
「ここ、ちまがお気に入りで、
必ずクンクンする場所なのよね…」
などと、しんみりしてしまいました(涙)
毎日毎日ちまといっしょにお散歩をして、
それがワタシの暮らしの大きなモノになっている今、
お散歩が消えていることが、寂しい…
でも、1日も早く、
ちまといっしょにの~らくら、
またそこらじゅう歩き回れるように、治療に励みます☆
またお散歩行こうね、ちま✨
ワタシの気持ちも、少し落ち着いて来ました。
本気で、ちまへ、
大丈夫大丈夫!と言えるようになっても来たと思います。
このアジソン病にも馴染んで、
生涯、上手に付き合って行こうと思います。
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